2020.11.24
イベントレポート
FASTAR 1st DemoDay
中小機構は11月24日、「アクセラレーションプログラムFASTAR 1st DemoDay」を開催した。
中小機構は、IPOやM&Aを視野に地域中核やユニコーン企業を目指すベンチャー・中小企業に対し、資金調達や事業提携に向けたアクセラレーター支援(成長加速化支援)事業「FASTAR」を実施している。
本プログラムでは、専門家の伴走支援によるスタートアップ企業や中小企業の新事業における成長戦略・事業計画のブラッシュアップを目的のひとつとしており、今回、第1期(2019年秋)のプログラムに参加した15社中13社の企業が、半年〜1年間のプログラムを経て、ピッチイベントに登壇した。
当日の参加総数は、会場・オンライン視聴含めて225名。投資関係者や事業会社をはじめ金融機関等、多くの方に視聴・参加いただき、好評いただいた。
冒頭はFASTARの説明を、独立行政法人中小企業基盤整備機構 創業・ベンチャー支援部長 松尾 一久氏が、特別講演は、株式会社スペースマーケット 代表取締役社長 重松大輔氏が、またピッチではコメンテーターとして、XTech Ventures株式会社の手嶋浩己氏と、株式会社ファストトラックイニシアティブ 原田 泰氏が参加。各社に対して鋭い質問とコメントを寄せた。
イベントの冒頭では、株式会社スペースマーケット 代表取締役社長の重松大輔氏による特別講演「スペースマーケット重松代表が語る~IPOとスタートアップ発のトレンドの作り方~」が行われた。
続いて、13社によるプレゼンテーションを展開。登壇企業は、コネクテッドロボティクス、セルジェンテック、スペース・バイオ・ラボラトリーズ、エヌビィー健康研究所、セルスぺクト、S'UIMIN、歯っぴー、ユニバーサルスペース、トライエッティング、インテグレーションテクノロジー、FJコンポジット、アクセス、エアロジーラボ。
最初に登壇した、コネクテッドロボティクス株式会社 代表取締役CEO 沢登哲也氏は、「調理をロボットで革新する」をテーマに、2017年から飲食店のキッチンでの調理に特化したロボットサービスの提供を行なっている。
続いて登壇したのは、セルジェンテック株式会社 代表取締役社長の麻生雅是氏。セルジェンテック株式会社は、「遺伝子導入加工脂肪細胞(GMAC)」医薬品の研究開発を行なっている。
株式会社スペース・バイオ・ラボラトリー 代表取締役の河原裕美氏は、現代医学では直せない疾病の完治をミッションとし、2011年に同社を設立。リハビリと再生医療の融合を目指した重力制御装置「Gravite(グラビテ)」と、歩行支援ロボット「RE-Gait(リゲイト)」を開発した。
株式会社エヌビィー健康研究所は、2006年に設立し、呼吸器疾患を中心に線維症、慢性炎症、重症感染症、癌などの医薬品開発を手がけるバイオ創薬企業だ。
セルスペクト株式会社 代表取締役の岩渕拓也氏は、2014年、盛岡市に同社を設立し、手軽に健康チェックができる臨床検査キットを開発。
株式会社S’UIMINは、2017年10月に筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構発のスタートアップとして発足し、睡眠計測サービス「InSomnograf」を開発した。
歯っぴー株式会社 代表取締役社長の小山昭則氏は、2020年2月に「歯垢・歯石ライト」という製品を開発。
株式会社ユニバーサルスペースでは、高齢者が暮らす住宅向けに手すりを取り付けたり段差を解消したりする介護リフォームサービスを提供している。
株式会社トライエッティング 代表取締役社長CEOの長江祐樹氏は、2016年に同社を設立。企業の単純作業や膨大なデータを処理する業務を自動化するためのAI技術開発やライセンス販売を主な事業としている。
インテグレーションテクノロジー株式会社は、作成した仕様書となるモデルをベースにソフトウェア開発を行う「モデルベース開発(MBD)」関連の開発・販売事業を行っている。
株式会社FJコンポジットは、半導体やLED、液晶、太陽電池などをはじめ、特殊な複合素材の開発を手掛けている。
株式会社アクセスは、気軽な移動手段として利用できる折りたたみ電動バイクや3人乗りが可能な電動トライク、小型で小回りがきく車幅約1mの電動トラックなどを開発・製造している。
株式会社エアロジーラボは、2012年10月に設立。ドローンをはじめとする無人航空機の機体設計開発や製作、実証実験や共同研究の受託などを行っている。
またコメンテーターとして、XTech Ventures株式会社の手嶋浩己氏と、株式会社ファストトラックイニシアティブ 原田 泰氏が参加。各社に対して鋭い質問とコメントを寄せた。
特別講演詳細レポート https://ascii.jp/elem/000/004/042/4042810/
企業プレゼンテーション詳細レポート https://ascii.jp/elem/000/004/044/4044755/